初心者必見! AWS Builders Online Seriesで生成AIとモダンアプリケーションへの第一歩を踏み出そう

2024年7月18日に開催されたAWS Builders Online Seriesに参加しました。AWSだけでなく生成AIやモダンアプリケーションについて学ぶのに良いイベントでした。オンデマンド配信で今からでも学べるので、内容をご紹介します。

AWS Builders Online Seriesとは

公式ページには以下のように紹介されています。

初心者を対象とした AWS の基礎を幅広く学ぶことができるオンラインイベントです。AWS 基礎、生成 AI、モダンアプリケーション開発の 3 つのテーマにフォーカスし、ゼロから学べるよう構成されています。また、デモを交えた分かりやすい説明により、すぐに実践に役立つ知識を習得できます。

オンデマンド配信

セッションの内容はオンデマンド配信されています。この記事を読んで興味を持って頂けた方は、オンデマンド配信を見て学習することができます。

イベントページからユーザー登録することで視聴することができます。アンケートに回答することで、配信で使用しているスライドをダウンロードしたり、ハンズオンページを確認することができます。

セッション内容

セッション内容は大きく分けて4つに分かれています。

  • キーセッション
  • AWS基礎
  • 生成AI
  • モダンアプリケーション

キーセッション

キーセッションでは『AWS をはじめよう!だれもが可能性を追求できる環境』と題して、AWSを使うメリットや学習のポイントや心構えが紹介されています。

AWS基礎

AWS基礎では『90 分で学ぶ!AWS 超入門 2024』と題して、AWSの主要なサービスであるIAM、VPC、EC2、RDS、ELBを使用して実際にWordPressを使用したブログシステムを構築する方法が解説されています。

BOS-01: 90分で学ぶ!AWS 超入門 2024 #1 – さぁ!AWS をはじめよう!

BOS-02: 90分で学ぶ!AWS 超入門 2024 #2 – さぁ!AWS を使ってみよう!

BOS-03: 90分で学ぶ!AWS 超入門 2024 #3 – さぁ!AWS を活用しよう!

「90分で学ぶ!」とある通り、この3つはまとめて受講することをお勧めします。オンデマンド配信を見ながら実際に手を動かして構築をしてみてください。ルートアカウントについて知らない方は、BOS-01だけでも見て実践することを強くお勧めします。

生成AI

生成AIでは『実践入門 – Claude 他、さまざまなモデルを活用!〜生成 AI アプリが 1 日で作れる?〜』と題して、そもそも生成AIとは何なのかという点からAmazon Bedrockでのモデルの有効化、Amazon BedrockのAPIの呼び出し、RAGの解説、GenUの紹介と幅広く解説しています。

BOS-04: 生成 AI コワクナイヨ!AWS マネジメントコンソールで始める Amazon Bedrock

現在のAIのベースとなった機械学習、ディープラーニング、生成AI、大規模言語モデルの関係から説明してくれています。AIの背景を知りたい方にはおすすめです。
AWSで生成AIを取り扱う基本となるサービスであるAmazon Bedrockでのモデルの有効化からプレイグラウンドでの操作を解説しています。生成AIのパラメータとしてよく出てくるTemperatureやTopPなどについても解説しています。AWSで生成AIを使用した開発に興味がある方におすすめです。

BOS-05: Builder なら API で Amazon Bedrock を使ってみよう!超簡単 API コールの手ほどき

AWSで生成AIアプリケーションを開発するには、Amazon BedrockのAPI呼び出しを利用することになります。このセッションではクラウドシェルからAWS SDK経由でAmazon BedrockのAPI呼び出しを行う方法を解説しています。API呼び出し方法を知りたい方におすすめです。

明日からすぐに使える自分で作る生成 AI アプリケーション〜Chat with your document〜

生成AIが意図せずに嘘をつくハルシネーションという事象について解説しています。ハルシネーションを回避する方法の一つとしてRAG(Retrieval-Augmented Generation)の利用を紹介しています。ハルシネーションとRAG(Retrieval-Augmented Generation)は生成AI開発では避けては通れません。どちらかを知らない人は見てみると良いと思います。

AWSで簡単にRAG(Retrieval-Augmented Generation)を試す Chat with your document について解説しています。

BOS-07: 業務で利用できる生成 AI ソリューションのデプロイと実装一緒に覗いてみよう

AWSではGenerative AI Use Cases JP(通称GenU)として生成AIアプリケーションをGitHubで公開しています。このセッションではGenUの導入方法を具体的に解説しています。生成AIアプリケーションの具体例について知りたい方におすすめです。

モダンアプリケーション

モダンアプリケーションでは『モダンアプリケーション開発の基礎』と題してモダンアプリケーションとは何なのかという点からコンテナを利用する理由、サーバーレスアプリケーションやオブザーバビリティとは何なのかなどを解説しています。

BOS-08: はじめてのコンテナワークロード – AWS でのコンテナ活用の第一歩

モダンアプリケーションとは何かについて解説しています。その上で、コンテナを使うメリットとAWSで用意されているコンテナ関係のサービスについて解説しています。モダンアプリケーションとコンテナについて知りたい方におすすめです。

BOS-09: はじめてのサーバーレス – AWS Lambda でサーバーレスアプリケーション開発

サーバーレスとは何かについて解説しています。サーバーレスの主要なサービスAPI Gateway、Lambda、S3、DynamoDBについて紹介しています。サーバーレスについて興味がある方におすすめです。

BOS-10: AWS ではじめるオブザーバビリティ – システムのどこで・何が・なぜ起こってるのかを理解する

オブザーバビリティとは何かについて解説しています。オブザーバビリティを実現するために使えるCloudWatchとX-Rayについて解説しています。アプリケーションは作るだけではなく、良いユーザー体験を提供できる状態で運用することが大切だと再認識させてくれる良いセッションでした。オブザーバビリティについて興味がある方におすすめです。

BOS-11: AWS Amplify ではじめる Webアプリケーション開発

Webアプリケーションとその開発について説明したのち、Webアプリケーション開発を効率化するAWS Amplifyについて解説しています。AWS AmplifyのGen1とGen2の違いについても紹介しています。AWS Amplifyに興味のある方におすすめです。

BOS-12: SaaS ビジネスモデルの理解と、AWS を用いたサービス価値向上のアプローチ 〜生成 AI に触れて〜

SaaSについて改めて認識を合わせたうえで、SaaSの運用を改善していくために生成AIをどのように活用するかを解説しています。SaaSでの生成AI活用に興味がある方におすすめです。

まとめ

AWS Builders Online Seriesについてご紹介しました。AWS基礎、生成AI、モダンアプリケーションについて学習を始めるのに適した教材です。細かくセッションが分かれているので、ピンポイントで興味のあるセッションを学ぶのも良いですし、生成AIやモダンアプリケーションの単位で体系的に学ぶのも良いと思います。

この記事を書いた人
新技術基盤開発室の鈴村です。AWS初心者からAWSアンバサダーを目指すチャレンジャー! このアイコンはChatGPTに描かせました。
新技術基盤開発室の鈴村です。AWS初心者からAWSアンバサダーを目指すチャレンジをしています。このアイコンはChatGPTに描かせました。
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