Github CopilotやAmazon Q Developerなど生成AIでコード生成をサポートするツールが増えています。これらはいずれもVSCodeやVisual Studioの拡張ツールとして提供されています。そんな中『CURSOR』という生成AIの機能を搭載したエディタが話題になっています。『CURSOR』はエディタとして提供されておりコード生成においては拡張機能で提供されるツールとは一線を画しています。今回はそんな話題のAIエディタ『CURSOR』の基本をご紹介します。
準備
インストール
公式サイトから環境にあったインストーラーをダウンロードしてインストールします。起動すると設定が始まります。
項目 | 設定内容 |
---|---|
Keyboard | キーバインド設定を選択する |
Language for AI | チャットでやり取りする言語を入力する |
Codebase-wide | プロジェクトのコードをインデックス化する |
Add to Command Line | コマンドラインをインストールする |

VSCodeの拡張機能をインストールするかを選択します。『CURSOR』はVSCodeのフォークなのでVSCodeの拡張機能を使用できます。現在使用しているVSCodeの拡張機能と同じものを使うことをできます。

コードやプロンプトを学習に使用させたくない場合はPrivacy Modeを選択します。

アカウント登録
『CURSOR』を起動するとログインを求められます。アカウントを持っていない人はSing Upからアカウント登録します。

First NameとLast nameとEmailの3項目を入力してContinueをクリックします。

続いてパスワードを入力してContinueをクリックします。

メールに記載されていた認証コードを入力します。

LOG INをクリックします。

これで『CURSOR』を使用する準備は整いました。

基本機能
WELCOMEに5つの機能が表示されています。これらを1つずつ使っていくことで基本機能を身に付けることができます。1つ目のFinish onboardingはアカウント登録したら終わっているので残り4つ。
項目 | やること | ショートカット |
---|---|---|
Accept a tab | 提案をtabで受け入れる | Tab |
Prompt an edit | チャットで修正指示 | ctrl + K |
Ask a question | チャットで質問 | ctrl + L |
Chat with your codebase | コードベースについてチャット | チャット内でctrl + enter |
Accept a tab
『CURSOR』でコードを書いていると続きのコードが薄いグレーの字で提案されます。そのコードを受け入れる場合はTabを押下します。
Pythonでdefと入力するとmain関数を提案してくれます。ここでTabを押下すると……

提案されていた main():
が確定します。さらに続きコードが提案されます。

Prompt an edit
修正したい部分を選択した状態で ctrl + K
を押下します。するとインラインでチャットプロンプトが表示されます。

このチャットプロンプトに修正内容を入力してEnterを入力します。

指示内容に合わせてコードが提案されます。提案を受け入れる場合は ctrl + shift + Y
、拒否する場合はctrl + N
を入力します。

ctrl + shift + Y
を押下すると確定します。

Ask a question
質問したいコードをを選択してctrl + L
を押下するとチャットウィンドウが表示されます。

質問したいことを入力してenterを入力する。

質問した内容について答えてくれます。

Chat with your codebase
プロジェクト内のコードについて横断的に確認したいことはよくあります。そんな時に使うのがこの機能。横断的に確認したい内容をチャット欄に入力してctrl + enter
を入力します。

プロジェクト内のファイルの検索が始まります。

プロジェクト内のファイルの内容から生成された回答が出力されます。

まとめ
話題のAIエディタ『CURSOR』の始め方と基本機能をご紹介しました。AIエディタは注目のツールです。使いこなすことで生産性がアップします。基本を押さえて使いこなしていきましょう。
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